スポンサーリンク
深夜1時、実家に向けて出発。
下道を駆使して長い道のりを行く。
ウインタースポーツで鍛えられた長距離運転のおかげで片道200km弱は休憩なしでもいけるほどだ。
充電がしたかったのと駐車場のこと考慮して、実家近くのコンビニで車中泊。
疲れているせいか夢を見た。
それは、親父の死に目に会えず、後悔して泣き叫んでいる自分がいた。
ハッと目が覚めたら10時過ぎていた。
私の車は寝心地が良く寝すぎてしまうのがたまにキズだ。
すぐに病院に行き、父親に会った。
体には管が刺さり、衰弱した父親の姿が目の前に飛び込んできた。
「おう・・・」
今にも泣きそうな顔で私を出迎えてくれ、思わず私も泣きそうになった。
実家にあった朝刊を渡すと嬉しそうな顔をして、いつものように眼鏡をかけ、いつもと変わらない姿で新聞を読んでいた。
まるで実家にいるような風景に見えた。
「ごはんなんて食べこなしだ。」
最近、ごはんを食べているのに食べてないと言い張ることが増えてきた。
心配だったので実家でよく食べていた
4つ入りのあんぱんを買っていった。
おなかが空いていたのか、1つ食べてくれた。
5時間ほど病院に滞在し、
「また来週の月曜日にくるでね!」
と伝え、私は病院を後にした。
離れているのがつらい。
毎日病院に通う母親も
からだを壊さないか心配だ。
次から次へと災難を運んでくる。
神様は意地悪だ。
にほんブログ村 アラサーOL
にほんブログ村 30代一人暮らし
ABOUT ME
スポンサーリンク
スポンサーリンク